雑記

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【麻雀】七対子 VS 面子手どっちが良いの?

みなさんは七対子を目指していて、5対子、つまり一向聴になったときに暗刻が重なってどれを切るか迷ったことはないでしょうか?今回はそれに関しての検証となります。以下は全て東場の親です。

 

牌姿1. 1114488m2255p25s南(ドラ表示西) (6巡目)

暗刻落としをしたとき

面子手期待値: ほぼ0点

七対子期待値: 1375点

暗刻落としをしなかったとき

面子手期待値: 1131点

七対子期待値: 1375×2/3=916点

*シミュレーション上では「面子手と七対子を両方見る、つまり暗刻を抱えながら七対子を目指したときの七対子の期待値」を計算できないので単純に受け入れ枚数が2/3になっているということで、単純計算させていただいています。

 

ちなみにちょっとおもしろいのが、このシミュレーションでは副露を考慮していないので、実質的に四暗刻しか考慮していません。なので和了率も3%とかになっています。つまり対々和が考慮されていないということで実戦ではもっと面子手の期待値は高いと思います。さて、見てもらえれば分かる通り、七対子の期待値がほぼ変わらない一方で、面子手の期待値はそこそこあるので圧倒的に暗刻落とししない方が良いという結論になっています。これで終わってしまうと元も子もないので、七対子側が有利になるような条件にしましょう。

 

牌姿2. 1114488m2255p25s南(ドラ表示3m) (6巡目)

要するに七対子ドラドラ。

暗刻落としをしたとき

面子手期待値: ほぼ0点

七対子期待値: 2028点

暗刻落としをしなかったとき

面子手期待値: 1206点

七対子期待値: 2028×2/3=1352点

 

……

一応七対子は常に3枚残ってる待ちを選べるし聴牌に至っては最上級に出やすい牌を選べるし……

 

牌姿3. 1114488m2255p25s南(ドラ表示3m) (6巡目) 対子は全て1枚切れ

 

暗刻落としをしたとき

面子手期待値: ほぼ0点

七対子期待値: 2028点

暗刻落としをしなかったとき

面子手期待値: 273点

七対子期待値: 2028×2/3=1352点

 

さーすがに七対子側が上回りました。まあこれ以上シミュレーションしても仕方ないので結論に移りましょう。

 

結論

思ってたよりも暗刻落としはしない方が良いのかもしれない。ちなみに(意外とドラの枚数によらず)10〜12巡目くらいで1/3七対子期待値>面子手期待値になりました。とはいえ、実際は

ドラ0かつ序盤: 面子手を見て暗刻残し

ドラ0かつ中盤以降: そもそも和了できる確率が低いので防御力重視というかそこから対々和に向かうことがほぼないので七対子決め打ち

ドラ対子: 七対子だろうと対々和だろうと満貫に届くので、和了MAXというか、手牌の価値を最大限にするために暗刻残し、そこからポンして防御力0になっても満貫一向聴と考えるとある程度放銃の罪深さは軽減されそう。

ドラ1: 対々和にしてもせいぜい5200なので微妙なところ。そもそも七対子ドラ1は、出上がりでも裏乗れば跳満に届くので、こちらも暗刻切りが強めかもしれない。

 

暗刻残しが有利になる要素

•序盤である(やっていることとしては、直接の受け入れを減らして高打点を狙っているので)

•順子も作れそうである

•対子の牌がほとんど切れていない
•放銃するリスクよりも和了のリターンの方が大きい(ドラ対子含みなど、対々和で満貫に届くため)

•対子牌が鳴きやすい(19字牌など)

 

あたりだと思います、では、ばいめぐ〜。