雑記

長文で語りたいこと書いてます。

【麻雀】 ヘッドレスに強くなろう

ヘッドレス形にお困りのみなさん、こんにちは、Mashiro1019です。

みなさんはヘッドレス一向聴、もしくはそのまま聴牌してしまい困ったことはありませんでしょうか。今回はそんなときの考えについて書きたいと思います。

 

ペンチャンカンチャンが残っている場合

123678m24789p567s

といった場合です。24pどちらかを切れば単騎待ちの聴牌にはなりますが、あまり積極的にはリーチしたくないですね。そんなときはとりあえず24pを切ってダマにしておいて、亜リャンメンやノベタン、字牌単騎や筋19待ちなどとても良い待ちに変化したらドラ1以上あればリーチを積極的にかけましょう。

補足:

123などの端の順子であれば、1を引けば亜リャンメン、4を引けばノベタンになりますので、2種類7枚の良形変化があります。

456などの真ん中の順子であれば4や6を引けば亜リャンメン、3や7を引けばノベタンになりますので、4種類14枚の良形変化があります。

(ノベタンも亜リャンメンも待ちの枚数は6枚ですが、ノベタンは2符つく、亜リャンメンは平和がつくという違いがありますね。)

 

リャンメンが残っている場合

上記のような手牌で、今回はリャンメンが残っている場合です。上述の通り、ノベタンにも亜リャンメンにしても基本的に待ちの枚数派6枚にしかならないので基本はリャンメンターツを活かしたいです。

これらの形が手牌にあるのであればリャンメンターツは残して、それ以外の部分でヘッドを作ると良いでしょう。

f:id:serenn_ft:20240315102750j:image

https://note.com/starmine_mj/n/nde1aa12f05ea より

ちなみに、Bランクはどっちかというとノベタンと亜リャンメンがメイン部分で、おまけで1種類でメンツができるという認識の方が良さそうです。

それでは実戦編にいきましょう。

22334478m456p123s

実は期待値的には一盃口を残して78mを切って単騎に構えるのが良いかもしれませんが、良形を求めるなら3mを切って22344mの形を作って手広く構えるのが良いでしょう。

 

結論

同じヘッドレス聴牌であっても愚形ターツが残っているか良形ターツが残っているかで対処法が違うことが分かりますね。これでヘッドレスの手牌もドンと来い!にはならないですね……

【麻雀】 点数状況判断について

こんにちは、Mashiro1019です。点数状況判断はとても重要です。といいつつ自分は全然点数状況を意識せず打っていますが……

大雑把には

東場: 基本的には局収支で打つ、4万点以上もしくは1万点以下などであれば意識する程度

南1, 南2: 少し点況を意識する、特に今の親が何着目なのかを強く意識する

南3: かなり点況を意識する、とにかくオーラスを理想的な点況で迎えられるようにする

オーラス: 点況のみを意識して打つ

といった感じでしょうか。それでは点況にはどのような種類があるでしょうか。こちらは「 ウマぶって上手くなろう!いるか麻雀教室🐬」

参考:

https://note.com/x_bluedolphin_x/n/n94289872f479

から着想を得たものですが、点況には主に5種類あり、

① 1人浮き型

② 上下分断型

③ 三つ巴型

④ 縦長均等型

⑤ 全員集合型

これらがあります。

 

① 1人浮き型

1人のみがトップで大きく浮いている状態です。この場合

トップ目: とにかく大きい放銃だけダメ、基本的には消極的にいきつつ自分から局消化も狙っていく

トップ目以外: トップ取りかつトップがかろうじて狙えそうな範囲ならば高打点を狙う、そうでなければ確実に和了しにいって2着3着を狙うのが良いでしょう。

 

② 上下分断型

1着2着と3着4着が大きく離れている状態です。

この場合

1着2着目: 基本はトップを狙えばOKだが、ラス回避であれば3着4着争いに巻き込まれないように気をつける、特に3着4着に直で放銃してしまうと一気にラスが見えてくるので注意しましょう。

3着4着目: ラス回避なら特にであるが基本は3着狙い、自身が3着目であるなら1着2着目の争いに頑張ってもらって局消化を狙うのもなしではないです。

 

③ 三つ巴型

ラス目の1人のみが大きく沈んでいる状態です。

この場合

ラス目以外: 基本はトップや2着を積極的に狙う、ただしラス目への直撃を食らうと一気にラスが見えてくるのでそれだけは避けるようにしましょう。

ラス目: 死にものぐるいで高打点を狙って直撃を狙いましょう。正直絶望的です。

 

④ 縦長均等型

それぞれが同じ点数だけ良い感じに離れている状態です。

この場合、基本は高打点の和了による着順上昇を目指します、ただしラス回避かつラス目でないなら局消化狙いの安和了もありです。

 

⑤ 全員集合型

トップ目とラス目の点差が1万点以下を大雑把に指します。すごく点況判断が難しく、とにかくトップ取りならトップを積極的に狙い、ラス回避ならラスを積極的に回避することを強く意識しましょう。1回の高打点和了でトップを狙える一方で、1回の高打点放銃でラスに落ちうるのは恐ろしいですね。

 

オーラスのテクニック

おまけのような感じです。

 

開けて終わらせるという選択肢

ややレアケースではありますが自分ともう1人が聴牌濃厚で、他2人はベタオリ模様とします。流局間際に聴牌濃厚の人から和了牌が出て、自分は2着を確定させることができますが、ここで自身とトップの人の点差が3000点差未満である場合、形聴料で逆転トップになれるので見逃しという選択があります。

 

伏せて終わらせるという選択肢

自分は聴牌しており、聴牌宣言すれば続行させることができます、一方で聴牌宣言をせずに伏せれば2着3着で終わらせることができます。こうなったとき、トップ取りなら聴牌宣言をしてラス回避らば、自身がラスになる可能性が少しでもあるならば聴牌宣言をせずに伏せてそのまま着順を確定させるのが良いでしょう。

 

リーチしないという選択肢

自分は既に平和ドラ1を聴牌しており、満ツモならば2着、ラス目との点差は1000点もなくリー棒を出せば逆転されてしまいます。こうなったとき、ラス回避ならばリーチしないのが良いでしょう。ラス目の人に和了されてしまう、放銃してしまう、というパターン以外に他家にツモられてしまう、といった場合でも逆転されてしまうからです。トップ取りだと難しいですが、素点が関係あるルールが多いでしょうし強気にリーチしたいですね。ちなみにこれを組み合わせて流局間際に聴牌したけれど開けて終わらせる/伏せて終わらせるという選択肢を残すためにリーチしないという選択があります。

 

最後に

点況判断というのはどれだけ麻雀を続けていても難しいものですが、オーラスに近づくにつれて点況が大事になってくるという大雑把な認識で良いでしょう、では。

 

【麻雀】 鳴き手における打点VS待ち枚数

こんにちは、Mashiro1019です。

鳴き手において待ちの枚数と打点、どちらを優先するべきでしょうか。ドラを使った場合は打点が2倍、対々和VSリャンメンなどでは打点が4倍違います。

 

一人旅と仮定した場合

一人旅ということで、何切るシミュレーションにて解析しました。

 

打点2倍

待ちの枚数が

2.5倍: 常に低打点

2倍: 13巡目

1.67倍 (5/3倍): 常に高打点

 

打点4倍

待ちの枚数が

4倍: 常に低打点

3.5倍: 8巡目

3倍: 11巡目

2.7倍: 13巡目

2倍: 常に高打点

 

VSリーチと仮定した場合

以下の仮定でシミュレーションをおこないました。

•相手は子リーチ

•待ち選択にて切った牌の放銃率はどちらも0

•流局、横移動確率は0

•相手のリーチ平均打点は鳳凰卓データを用いた
•相手の待ち枚数は6枚

•残り待ち枚数=山に埋まっている枚数(手牌には持たれていないものとする)

 

補足

•流局、横移動率は0としていますが、基本的には流局、横移動率によって待ち枚数を取るべきか打点を取るべきかはあまり変わりませんでした。

•今回は両方の放銃率を0としましたが、当然ですが放銃率は低い方が良いですし、流局、横移動率が高いのであれば放銃率が低い選択がより有利になります。

•待ち枚数に関しては、全員の手牌に1枚もないかつ、相手の待ちは常に6枚というありえない想定としていますが、どうしようもない部分ではあるのでご了承ください。

•基本的には子VS子リーチ想定ですが、VS親リーチの場合は少し枚数を取るのが有利になります、単純に負けたときの被害が大きいからです。また、親VS子リーチの場合は逆に負けたときの被害は大きくないですが、親が流れてしまうので難しいところです、やはり迷ったら枚数を取るのが良いでしょう。

 

1000点 VS 2000点

5枚VS4枚のみ五分、他は枚数が多い方を取る


2000点 VS 3900点 

6枚 VS 4枚 五分

5枚 VS 3枚 枚数微有利、4枚 VS 3枚 打点微有利

3枚 VS 2枚 五分


3900点 VS 8000点

8枚 VS 4枚 五分

6枚 VS 3枚 枚数微有利、5枚 VS 3枚 打点微有利

4枚 VS 2枚 枚数微有利、3枚 VS 2枚 微不利


1000点 VS ロン3900点/ツモ5200点

(断幺九対々和など)

8枚 VS 4枚 打点微有利

7枚 VS 3枚 枚数微有利、6枚 VS 3枚 打点微有利

4枚 VS 2枚 五分


2000点 VS 8000点

8枚 VS 4枚 打点有利

8枚 VS 3枚 打点微有利

5枚 VS 2枚 五分

 

結論

簡潔な結論は出せませんが、基本的に待ちが2倍違うのであれば待ちを取る、ただし打点が4倍違う場合はその限りではなく、待ちが2.5倍程度違ってやっと五分になります。ただし、迷ったら枚数を取りましょう、これは麻雀の大原則ですね。

【麻雀】 点数申告について

こんにちは、Mashiro1019です。さて、今回は麻雀の点数申告に関してです。麻雀の点数申告って初心者には難しいですよね。今回はそんな点数計算のコツを……という話ではなく、点数申告のときに役を言うべきか言わないべきか、という話です。まず、自分の結論だけ先に言うと、点数申告は点数だけでも良いし、役を言っても良い、です。

 

それではそれぞれのメリットについて書いていきましょう。

 

点数だけを申告するメリット

•シンプルでかっこいい(と個人的には感じる)

•時間短縮できる
•言い方が一通りに定まっているので煽りにならない(平和→おピンなど)

 

役を言うメリット

•ミスが起きづらい
•初心者にとってもその人が何の役で和了したのかが分かりやすい
•点数だけを言った場合、威圧的に感じる人がいる(自分はそうは感じません)

•1000と8000を聞き分けやすい(どちらかというと点数だけ申告するデメリット)

 

といった感じでしょうか。Mリーグでは点数申告は点数だけ申告することになっています。それでは巷のフリー雀荘ではどうでしょうか。個人的には点数だけ申告する人と役も言う人、半々くらいの印象があります。ちなみに自分が行っているやや初心者向けの雀荘では役の申告も義務付けています。

 

結局のところ点数だけ申告するべきなのか、役を言うべきなのか

これはずばり、フィールドによる、です。これを言ってしまえば元も子もないですが、そもそも点数だけ申告するべき、もしくは役も言うべきとその雀荘のルールで定められているのならば、そちらに従うべきです。そうでなくても圧倒的多数派がいるのならばそちらに従うべきです。それでは、特にルールが定められているわけでもなく半々だったり、セット(友達同士などで行う麻雀)ではどうでしょうか。これはその卓に点数申告にまだ慣れていない初心者がいるかどうでしょう。また、初心者であれば点数だけ急に言われるのは威圧的に感じる人もいるかもしれません。

 

点数だけ申告されることを威圧的に感じることについて

言うまでもありませんが、点数だけ申告する人は全く威圧しているわけでもなければさっさと点棒を払えと怒っているわけでもありません。むしろ和了して嬉しい人が多いでしょう。たとえばチーやポンやカン、リーチやツモやロンといった発声は特に「です」すらつけないですよね?むしろリーチです、ツモです、ロンです、と言った発声はマナー違反とみなされることまであります。それと同様に点数申告もそれらの発声の一種とみなせば、威圧的に感じる必要がないことが分かると思います。

 

点数申告をされた人がすること

誰かが和了して、役や点数を申告したらその役や点数が合っているかをちゃんと「全員が」確認しましょう。そして、確認して合っていると思ったならば「はい」とショックな気持ちを抑えてちゃんと発声した後に点棒を支払いましょう。もちろん点棒を叩きつけたり投げてはいけません。

ちなみに点数申告時の「はい」はMリーグやフリー雀荘含め一般的なところでは、ツモなら和了者以外の全員が、ロンなら放銃者のみが発声するのが普通ですが、プロのリーグ戦や大会などで、全員が発声する決まりとなっているところもあるようです。とにかく、「はい」と発声する人が本当に少ないと感じるのでたとえセットであっても「はい」の発声は心がけたいものですね。

 

結論

•点数だけを申告するか、役も申告するかは一長一短(自分は点数だけを申告するのが好みです。)

•基本的には郷に入っては郷に従う、特に初心者がいる場合は役を言った方が良さげ

•点数だけを申告されたときに威圧的に感じる必要はなくツモやロンなどと同様の発声の一部と考えればよい
•点数申告された人はちゃんと点数が合っているかを確認した後、「はい」の発声をする

 

何はともあれ、楽しく麻雀をしたいものですね、では、ばいめぐ〜

 

【麻雀】 良形フォロー先切りについて

こんにちは、Mashiro1019です。序盤に2sが切られていたから、なんとなく1sを切ったら満貫に放銃してしまい後悔した……という経験はみなさんはありますでしょうか、はい必ずあると思います。それでは今回は良形フォローの先切りに放銃してしまうパターンとそれによって生じる実質的な筋について考えていきます。

 

良形フォローの先切りをするパターン

•ブロック数が足りてないパターン
ブロック数が足りていなくても良形フォローは持っておいた方が良かったりしますが、まあ手牌と人によりますね。

•愚形フォローや他の良形フォローへの鞍替え

愚形フォローと良形フォローだと愚形フォローの方が優先度が高いのでまあそれはそうですね。

•強浮き牌

強浮き牌の代表で知られるのはやはりドラですね。良形フォローとドラ、どちらを持つかは難しいですが、基本的にはドラの方が強いと思います。

•6ブロック目の愚形ターツ

たとえばこれですね、自分は正直6pを切ることが最近は多いと思います。初心者に教えるときには5ブロック理論ベースに1番弱い6ブロック目を落とすように教えそうな気がしますが、先に愚形部分が埋まったときの恩恵が大きいからです。ただ安牌を持てないなんかのデメリットもありますね、まあここら辺は場況次第ということで。

https://youtu.be/hgAEfh3NRXE?si=R1AiQR3Sc7o3uTk0

 

基本的には以上ですが、最近Mリーグのわけわからん影響で謎の先切りが流行したりしてます、正直基本的にはやらなくて良いと思いますが、めちゃくちゃ良形フォローを先切りしてくる人がいる場合には気をつけましょう。

 

本物の筋と実質的な筋

冒頭に書いた通り、2sが序盤、極端な話1巡目に切られている場合は1sが比較的安全になります。なぜなら223sや112sから2sはあまり切らないからですね。これを

2→1 (2-5→1-4)

と表記します。(序盤に2が切られている場合は1が比較的安全であり、2-5の筋は完全否定されてる一方で、1-4の筋もおおよそ否定される。)

これらの理論を広げると

2→1 (2-5→1-4)

3→1と2 (3-6→1-4と2-5)

4→2と3 (1-4-7→2-5と3-6)

5→3と7 (2-5-8→3-6と4-7)

となります。特に4や5や6が切られた場合には4本筋が否定されるのがおもしろいですね。同色において筋は6本しかないので、残り筋は2本しかありません。したがって序盤に4が切られた場合には5-8と6-9、5が切られた場合には1-4と6-9が本命となります。まあそのような場合、変則手であることも多いのですが……

たとえばこれですね、自分はここからそのまま6mを押し、放銃してしまいました。f:id:serenn_ft:20240211100959j:image

今見てもこの押し自体はそこまで悪いものだとは思っていませんが、上述の理論を適用するとpは全て否定され、3-6mと2-5sも否定されているため、残り筋は10本のみとなります。まあそれでもせいぜい放銃率10%、実際は多分それよりも低いと思いますが、まあこの手牌に関してはここからこのリーチ者に対しての安牌が多すぎるので降りても良かったかもしれません。
このように、押し引きにおいて実際の筋と実質的な筋、両方の本数をカウントすることで、より正確な押し引きができるようになると思います。

まとめ
•基本的に序盤に切られた牌の外側の牌は安全

•例外はブロック数が足りてないときの他の孤立牌、愚形フォローや他の良形フォローへの鞍替え、強浮き牌、6ブロック目の愚形ターツなどですが、人によっては序盤から字牌を持って良形フォローの先切りをするので要注意

•本物の筋と実質的な筋、両方をカウントすることでより精度の高い押し引きが可能

 

という感じですかね、では~

【麻雀】ドラが絡むときの孤立牌の比較

こんにちは、Mashiro1019です。

孤立牌の比較というのは毎局といっても過言ではないくらい、選択に迫られることが多いです。孤立牌の比較といっても19<28<3~7でおしまいじゃないか、と言ってしまえばそれまでですが、その孤立牌がドラならどうでしょうか。ドラの隣なら?ということで今回はドラが絡む孤立牌の比較をやっていきます。

 

条件

・麻雀何切るシミュレーターを使用した。

pystyle.info

・用いる牌姿は

123789m4赤56p99s西北 東場東家

の手役が特に見えないドラ1くっつき一向聴

手牌もう1枚とドラを条件によって変える。

なお、ドラが0枚のときはドラや手役MAXで、逆にドラが2枚以上は受け入れMAXで打つのがセオリーなので、今回は打点と受け入れともに重要なドラ1とした。

・隣の牌が切れている枚数も変えてシミュレーションをおこなった、どの牌が切れているかも結果の表に記している。

 

結果

以下のようになった。隣の牌が特に切れていない(ただし、ドラ表の関係で1枚切れているものもある)場合の期待値表は2枚目に示した。

当然であるが、自身がドラである孤立3が1番強い。次に、隣がドラである孤立3と自身がドラである孤立2が同じくらいの強さである。確かに、隣がドラである孤立3は、できうる順子3つのうち、2つでドラを使うことができるので納得の結果である。

また、単なる孤立3よりもドラが3のときの孤立2の方が強い。これは順子が完成すれば必ずドラを使うことができるため、実質的には自身がドラである並に強いからである。

かなり驚いたのは、自身がドアである孤立1と単なる孤立2がほぼ同じくらいなことである。さらにいえば、麻雀何切るシミュレーターにおいて期待値が大差ないなら、受け入れ枚数が多い方を採用した方が良いため、孤立2>孤立ドラ1といっても差し支えないかもしれない。

隣の牌が切れている枚数が1枚増えるにつき、おおよそ100~200点程度期待値が減少すると考えてよい。2つ隣の牌が切れている枚数は隣の牌が切れている枚数と比較してあまり気にしなくて良いが、孤立1に関しては2と3が切れている枚数が同じだけ影響を受けるのと、あまりにも多く切れている場合は気にする必要がある。

 

注意点

・あまりにも言うまでもないことであるが、断么九などの手役が絡む場合はまた結果が変わってくる。

・上述した通り、基本的に期待値が同じくらいなら受け入れ枚数が多い方を採用した方が良い。

・今回はくっつき一向聴ということで4ブロック+孤立牌であったが、既に5ブロックある場合にはドラが絡まない愚形ターツの価値がとても低いので、ドラやドラが隣である孤立牌の価値が比較的高くなると考えられる。

 

最後に

今回はドラが絡む孤立牌の比較に関するシミュレーションをおこなった。ドラの数牌は最後までに全く切らずに残してしまう一方で、ドラが隣である牌はすぐに切ってしまうという人をしばしば見かけるが、シミュレーション結果の通り隣の牌がドラというのはかなり価値が高い孤立牌であるため、慎重に扱う必要がある。では。

【麻雀】 山に埋まっている枚数とツモ確率

こんにちは、Mashiro1019です。なんかもっと上手いタイトルつけられないのかと思いましたが、直球のタイトルになってしまいました。

早速本題へ。

 

山埋まり枚数とツモ確率

ネット麻雀では、牌譜を見返した際にリーチ時点で王牌を除いて、何枚山に埋まっているかを見ることができます。確率としてはすごく単純で、流局までに

1-(3/4)^(王牌を除く山に埋まっている枚数)

でツモ確率を計算することができます。それを示したのが左ですが、個人的には2枚と3枚の間に50%という数値があるので、2枚と3枚がボーダーラインとして大きいかな、と感じました。残り2枚以下なのにツモれたらラッキー、残り3枚以上なのに流局したらアンラッキーという感覚でしょうかね。

また、見えている情報(自分の手牌、河、ドラ表示牌)を踏まえたうえで、王牌を除いて山に埋まっている枚数の期待値は右のようになります。山と相手の手牌に埋まっている確率を同様に確からしいものとして計算していますが、中張牌であればやはり相手の手牌にある確率は山にある確率よりも高いですし、字牌であればその逆だと思います。

それを踏まえたうえで、たとえば10巡目の残り6枚の聴牌は2.2枚しか山にありません。中張牌聴牌であればもっと少ないでしょう。そう考えると山に1枚しかなかった、2枚しかなかった、がよくあることなのが分かります。(とはいっても場況読みが上手い人であれば山にある枚数が多い待ちを選ぶことはできますが。)

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王牌を含む山にある枚数とツモ確率

放送対局で、この待ちは残り山に〜枚、と実況の人がよく言っているのを耳にすると思います。あれは当然ですが、王牌を含む山にある枚数を言っていますので、王牌を除く山に埋まっている枚数はもっと少ないです。たとえば、10巡目に残り山に3枚!といっても王牌を除くと2枚しかありません。

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それでは、それを踏まえたうえで流局までにツモれる確率はどうでしょうか。結果は以下のようになります。10巡目で残り3枚も山にあったのに、ツモれなかった、運が悪かった、というような実況を聞くことも多いですが、ツモれる確率は45%程度ですので、むしろツモれる方がラッキーと言えるでしょう。

f:id:serenn_ft:20240119185948p:image

 

最後に
いかがでしたでしょうか。みなさんが思っているよりも山に埋まっている枚数は少なく、ツモれる確率は低いことが分かると思います。これを踏まえたうえで放送対局を見るとまたおもしろいんじゃないでしょうか、では。