なんかタイトルを少し過激にしましたがまああらかじめ結論を言うと諸説あるよねって感じくらいです。
まずこの文の論理展開としてはおそらく
1.数学が易化すると数学で差がつかなくなる
2.数学で差がつかなくなると数学が苦手であり逆に他教科では得意な女子が有利になる
3.女子が受かりやすくなる
はい、てことで1から突っ込んでいきます
1.数学が易化すると数学で差がつかなくなる
はっきり言うとこれはもう断言できるレベルで嘘です。現実はむしろ逆で「問題が易化すればするほど数学で差がつきます」。
これはおそらく多くの人の易化、難化の認識の誤りによるものだと思います。
(1)多くの人が考える易化
Q. 1+1は? A.2
(2)多くの人が考える難化
Q.x^2-4x+4=0の解は? A.2
(3)実際の大学入試の易化
Q.素数p,qを用いて
p^q+q^p
と表される素数をすべて求めよ。
(京都大学理系2016年度第二問より抜粋)
A.17
(4)実際の大学入試の数学の難化
Q.
(1998年 東京大学 後期 理系 第3問より抜粋)
A.略(ネットを見れば出てきます、僕は一度真剣に理解を試みようと思いましたが頭がオーバーフローしました)
(1)の正答率は、まあ100%とみなしていいと思います
(2)の正答率は、まあ95%くらいとみなしていいでしょう
(3)の正答率は、よくわかりませんが適当に50%とでもしましょうか
(4)の正答率は、まあほぼ0%でしょう
易化 100% 難化 95%
まあこれなら確かに難化の方が差がつきますね
易化 50% 難化 0%
これはまあ易化の方が差がつきますね
はい、そういうことです
後は上述した通りです
2.数学で差がつかなくなると数学が苦手であり逆に他教科では得意な女子が有利になる
これが本当に難しい。ネットで頑張って男女間の各教科の学力差のデータを見つけようとしましたが特に見つかりませんでしたのでこればかりは推測が混じります。
まず事実として理系,難関大学では女子率が低いです(東京工業大学や東京大学理系で女子率が極めて低いのはこの両方のファクトがそろっているため)
一つずつ考察します
(1)理系では女子率が低い
推測される事実
女子は先天的に理系教科が苦手、または後天的に(周りの環境によって)理系科目が苦手になる
確かにここからは女子が理系科目(特に数学)が他教科と比べてやや苦手であるという可能性が出てきます
(2)難関大学では女子率が低い
推測される事実
女子は先天的、または後天的に(ry
確かに(ry
まあということで話題に取り上げておいてなんですが2.はあながち間違っているとは言い切れないです
今回の話ではあまり関係ないのですが、勉強に限らず男女の一般的な能力差が先天的によるものなのか後天的によるものなのかは現代でさえあまり明確になっていないことらしいですよね、個人的には興味のあることですが。
さらに話はずれますが血液型って「性格と因果関係があるというデータが存在しない」だけであって「性格と因果関係がないというデータも存在しない」と思ってるんですけどどうなんでしょう。
仮に先天的には血液型と性格に因果関係がなかったとしても後天的に因果関係が出てくる可能性ありそうですけどまあかなりどうでもいいですね。
3.女子が受かりやすくなる
1,2を認めるなら3は少なくとも正しいと考える人が多そうですがどうでしょう。
正直難関大学を受ける予定でありかつ合格の可能性が十分にある女子は極めて学力が高く、もはやそこには1,2の一般的には~だから~が成り立たない可能性があります。(これはイメージです,これもデータがないので推測するしかない)
要するに難関大学を受ける女子は数学が十分に得意であり、数学で差がつかなくなることはデメリットになる、ということも起こりうるということですね。
結論
1. ×
2.〇
3.△
ということで題名の文の真偽はかなり怪しいです。世の中にはこのように真偽が怪しいにも関わらず当然のように認められている文が数多く存在するので皆さんも斜に構えて生きてみませんか!?相当生きづらくなるうえに人生を楽しめなくなるのでとてもおススメです、ついでに反出生主義と優生学も推しておきます。
では。
コメント等あったら引用RTよりもブログのコメント欄とかリプにくれた方が若干嬉しいです。