まずは受験生のみなさん、受験お疲れ様でした。今まで努力したことは結果はどうあれ全て未来への糧となると信じています。
まあこんな感じの口調を続けててもひたすら疲れるだけなのでここからは噛み砕いて書きます。
まずは「合格体験記にはよく書かれることだが僕はあまり書きたくない事項」について書いておきます。
1.具体的な参考書、およびその解く順番を指定する
参考書はかなり人の好み、および志望校に左右されるものでありあまり強制されるべきものではないと思います。また、現在有名な参考書のほとんどは質が高く、どれを解いても実力はしっかり身につくようにできています。
2.参考書を周回する数を指定する
まあ要するに○○の本を△周しよう!ってことですね。1周で理解できる人は1周で十分ですしそれ以上やっても時間の無駄です。逆に△周しても理解できないようであれば何周でもする価値はあると思います。おそらくその場合、その参考書が身の丈に合ってない場合が多いのですが…。
とりあえず僕の受験結果を先に書いておきます。
センター85%強、これ二次にどのみち使わなかったのが大雑把な値です。
センター利用私立
理科大 ○ 明治 ○ 中央 ○
一般私立
慶應 ○ 早稲田 △(補欠)
国立前期
東工大第5類 ○
東大はほとんどの模試がC 冠は夏がB 秋がC,D
全統模試はEって感じでした。秋の冠を見た瞬間志望校は変えました。多分夏の冠から秋の冠で判定が落ちる現役生は僕くらいだと思います。あと、上に書いた理由から僕が使った参考書を書くのは控えておきます。
自分語りはこのくらいにしておいて本題書きます。
①勉強法
高1,高2の間に数理を演習抜きでも良いから全て終わらせて英単語をだいたい詰めておく、これが最強だと思います。これによって高3の1年間を全て演習に回すことができます、また模試をたくさん受ける時間もできるというメリットもあります。大学入試の赤本に関しても高3の夏までには少なくとも5年分はたとえ解けなくても触れておくのが望ましいと思います。志望校の傾向を知ることで勉強の方針が見えやすくなるというのもありますし、nか年を解くことを考えても時間を手に入れるために赤本は早くやっておくに越したことはないです。解き直しならいくらでもできます。ここからは各教科の勉強方法について詳しく書きます。
(1)国語
はっきり言ってしまうと「ほとんど勉強する必要が無い」と考えてます。
東大、京大などの二次試験で国語が課される大学の場合は当然対策が必須となりますが僕は記述国語がかなり苦手だったので書けることは少ないです。本文の中から重要な(抽象的な)ことを引き抜く力、抽象的な事柄をある程度具体的な事柄に変換して記述する力、文字数が足りなければ重要ではないと思ったところは割り切る力、全てが必要になると思います。
マーク国語に関してですが、これも僕は世間で言われているほど勉強する必要が無いと思ってます。当然大学によってセンター国語の配点の割合は異なるわけですが、マーク国語は古漢はともかく現代文は演習量が「本番での」点数に結びつくとは言いづらいところであり、数理英に時間をかけた方がコスパが良い場合がほとんどです。具体的に言ってしまえば過去問を解いてみて国語が140点をコンスタントに超えるようになっていればそれ以上は演習する必要があまりないと思います。あと、センター国語は特に本試験と模試の問題の質の差が激しい教科なのでそのことを踏まえて演習するのが良いです。
(2)数学
上で既に書いた通り数3は早めに終わらせておくのが1番丸いです。よく「自分の志望する大学の過去問は数3しか出ていないからIAIIBの理解が甘いけど数3だけ演習しよう」という人がいますがかなり危険な行為なのであまりお勧めできません。以下に理由を書きます。
1.そもそも数3の理解が不完全(表面的なもの)になりやすい
数3は確かに演習量がものをいう分野であり、演習量だけで誤魔化して問題を解くというのも不可能ではありません。しかしもし数3を本当にしっかり理解しているのか、という問題が出た場合対応することができません。難関大はこの傾向がさらに強いです。IAIIBの理解が甘いと数3の理解も甘いものとなってしまうのです。
2.センター数学で点数を取れない
これはほとんど言う必要も無いですがIAIIBの理解が甘いとセンター数学で点数が取れません、当たり前のことですね。
3.傾向の急な変化に対応できない
もし数3強めの傾向が急にIAIIB強めな傾向に変化した時終わりです、以上です。
話を戻して演習する時の話をします。
これはかなり人によって意見が分かれることなのですが正直言って1問に数時間もかけるのはかなり時間の無駄です。ドラゴン桜で実践されていたように問題を見て数分間解法だけを色々と考えてみて計算はせずに(答案を書かず)すぐに答えを見るという方法もありということです。個人的に同じ問題にぶつかる時間は1時間が上限かな、と考えて割り切っていました。
解けなかった問題は解法を理解してしまえば大丈夫です。
(3)理科
個人的コスパ最強の教科です。僕の勉強時間は8割はこれに費やしたかもしれません。これも数学と同様により早く終わらせるのが良いです、現役は特に理科が弱いというのも一因としてあります、つまり差がつきやすいのです。ここからは物理と化学に分けて書きます。
1.物理
独学が極めて難しい教科です。具体的な参考者を書くのは控える、と上で書きましたがこればかりは紹介させて下さい。漆原の物理シリーズが初学では非常に分かりやすいです。初学を終わらせてしまえば物理は問題の型がある程度決まってしまっているのでこっちのもんです。ひたすら演習しましょう。どんな難しい問題でも多くは基礎知識の組み合わせだけで解けるように作問されています。数学と違って誘導が優しいのも良いですね。
2.化学
物理ほど独学が難しい教科ではないと思いますが独学が難しいと感じれば参考書を使うのも悪くないと思います。これも物理と同じく問題の型、というよりは求められる知識の内容がある程度決まってるのでそこを抑えておけば問題ないと思います。
おそらく多くの人が悩んでいるのが化学の凄まじい計算量ではないでしょうか。以下によく挙げられる悩んでいることとその解決法について書きます。
1.小数の扱いが苦手
これに関しては整数×10^nと表記すれば整数を全く扱わないようになって済みます。
2.計算が苦手
ひたすら筆算力を鍛えましょう。僕は2桁×2桁はもちろん、2桁×1桁の筆算も怪しいレベルですが筆算で乗り越えました。
3.小数第何位で折れば良いのか分からない
全部分数で計算しましょう。分数だと計算量が莫大すぎて無理、という問題に関しては指定有効桁数+1で折れば基本的には大丈夫です。
まあ要するに全部分数で換算してひたすら筆算しまくれば良いよーってことですね、精神力めっちゃ要りますが頑張ってください。
筆算は日常で目の前にペンと紙と暇があれば適当に3桁×2桁とか練習してみてください。こういう練習の積み重ねで筆算はかなり速くなる上に計算ミスも減ると思います。時間があれば開平法の練習をやっても損はないかもしれません。
(4)社会
センター社会あんまり関係ないよって人は地理、センター社会で点数をたくさん撮取りたい!という人は日本史を選択しましょう。倫政に関しては詳しいことは分かりませんが地理と日本史の中間くらいかもしれません。現社を選択できるなら現社がコスパ最強です。
(5)英語
1.筆記
長時間努力してやっと報われる教科だと思っているので早いうちからコツコツやっておいた方が良いです。英単語を覚えるのももちろん重要なことですが構文や文法も理解しないと色々と困ることになるので満遍なくやるに越したことはないです。一度実力を身につけると実力が落ちにくい教科ではありますが長期間やってないと鈍ってしまうので定期的にやっておく必要はあると思います。
2.リスニング
クソ苦手だったので勉強法正直よく分からないです。とりあえず模試とセンター本試験でのリスニング速度は凄まじく違うということだけ言っておきます。後者の方が遅いです。
②テスト
当然受験生は本試験も模試も含めてたくさんのテストを受けることになりますがその時にどうやって高いパフォーマンスを発揮することができるのか、ということです。
まず、全教科で共通のことですがテストが開始した瞬間から問題は見ない方が良いです。何をするかというと名前を書いた後に少し周りの状況を見渡すんですね。もちろんカンニングにならない程度にですが。1分とは言わずとも30秒くらいはリラックスする時間を作っておいた方が結果的に良くなります。
みんなが受けるであろうマーク試験から先に書いておきます。
(1)国語
解く順番について色々と言われていますが僕は古文→漢文→評論→小説の順番で解いていました。理由は、古文によってその国語全体の難易度が何となく分かること、漢文は比較的早く解けること、古文漢文は実力が点数に結びつきやすいこと、小説は頭が疲れていても解ける、ということが挙げられます。基本的には先生や予備校が言っているようなことをある程度は信じて大丈夫ですが、評論は慣れればかなり早く解けます。問題によっては20分を切ることもできると思います。しかしやはりその場その場での判断が1番重要になってくることは言うまでもないでしょう。ここからは分野ごとに書きます。
1.評論
まず、読む順番は注釈→本文全般→問題全般って感じです。特に注釈は読むだけで本文の趣旨がうっすらと分かることがあるので絶対に読んだ方が良いです。
なんだかんだ筆者の主張は「論点を変えつつ」一貫してるんですよね、筆者の主張がコロコロ変わるような文章なんて誰もマーク試験で取り上げないと思います。だから筆者の主張を読み取ってあとは論点を確認していけば良いんじゃないかな、って感じです。一番大事になってくるのは選択肢の斬り方だと思うのでそこについて詳しく書きます。
選択肢は5つあるわけですが大半はこのような構成になっています。
a.正解の選択肢→本文の語句をパラフレーズしている場合が多く、本文の表現をそのまま用いているものは少ない
間違いの選択肢は正解の選択肢としては逆に本文の語句をそのまま書き連ね、1部分だけ間違いを書いている、というものが多いと思います。
b.逆→真逆のことを書いてある。これはなかなか読み取りやすいので斜に構えなければすぐに斬れる選択肢ですがあまりに問題演習をしすぎた結果これに騙されるようになる、という人も少なからずいます。
c.論点すり替え→書いてあることはほとんど正しいのですがそもそもの問いに対して間違ってることを答えてるんですね。簡単に言うと、ペンギンはどうして鳥類なのに空が飛べないのか、という問いに対して人間には羽がないから飛べない、って答えてるような選択肢です、意味不明ですね。
d.論理の逆→本来ならばAだからBのはずなのにBだからAって書いてあるやつですね。これが正解の選択肢と極めて紛らわしいです。論理関係はちゃんと把握するようにしましょう。
e.言いすぎ→クソうざいやつですね。本文は〜とまでは言っていない、これは言いすぎである、ってやつです。まあただこの選択肢は言いすぎというよりもそもそもの答えが全体的にうっすらと不適切なので斬ることはそこまで難しくないのかもしれません。
あと、漢字についてですが普通に生きてれば4/5は解けるんじゃないかなって感じです()。
まじめに言うと、日常から漢字を細かく意識しておけば点数が少し変わってくるんじゃないかなって感じです。
2.小説
評論と同じ感じの解き方で良いです。って言ったら大半の人から「は?」って感じの反応をされると思いますが小説も結局は論理関係を把握していけば感情抜きでも解けるようになっているので問題ないです。むしろ感情を思い込みで決めてしまう方が危険かもしれません。
ただし、論理関係を見なくてもフィーリングだけで解けるという方も一定いらっしゃいますのでそれはそれで全く問題ないと思います。僕はフィーリングだけで小説を解いた時8点とか取りました。
3.古文
これも評論とあんまり変わらないかもですがさすがに本文全般をうっすら読んだところで内容はわけわからないと思うので下線部下線部にぶつかる度に考える感じで大丈夫だと思います。
文法と単語が全てかもです。
4.漢文
これもあんまり上と変わらないかもですね。構文ゲーって言いたいくらい構文は重要だと思うので基本的なのは絶対に覚えておきましょう。
(2)数学
正直学力をちゃんと身につけていれば解けないということはないと思うので注意するべきことだけ書いておきます。
1.数字を雑に書いたことによるミス(1と7の混合等)
2.本来無視できないものを無視しても良いだろう、と扱った起こるミス(定数項等)
3.問題文の読み間違い このミスは本当にもったいないです。
あと図はちゃんと大きく、正確に書いておきましょう。雑に書いたことによってなおさら時間を食われてしまったということはザラです。
計算の跡は多少面倒でも後から見返しても分かりやすいように書いておいた方が良いです。
ただし、単純な計算だけは隅っこに書いておいても良いでしょう。
選択問題のオススメですが個人的には
IA 確率と整数
IIB 数列と確率分布
とくに確率分布は非常にオススメできます。問題によっては5分で解けるので僕はこれによってIIBよりもIAの方が時間がかかる、という現象が起きました。
(3)理科
定性問題めっちゃ対策しておきましょう、以上です。あと時間が余ったらもう一方の理科解くのは全く問題ありません。Z会のお墨付きです。
(4)社会
油断するとなぜか時間が足りなくなる科目なのでそこら辺は気をつけましょう。あと、勘で書くことが少なからずある教科だと思うので正解頻度をあらかじめ覚えておいた方が良いです。
(5)英語
1.筆記
個人的オススメの解く順番は発アクを最初にして残りは全部後ろから真逆に解いていくというやつです。マークミスがめちゃくちゃ怖いのでちゃんと模試の時から気をつけるようにしましょう。英語の選択肢も国語と同様に本文のフレーズをそのまま用いているものには少し気をつけた方が良いと思います。あと発アクは出てくる単語がだいた決まってるのでそこら辺をせ全部覚えておけば高得点が望めるんじゃないかなという感じです。まあたかが14点と言ってしまえばそれまでですが…
2.リスニング
アドバイスできることはほんとにないので頑張って聴きましょう、くらいです。
次は記述について書きます。国語の記述に関しては書けることが薄い上にそもそ受験者が少ないと思うので省いて、数理英だけ書きます。
(1)'数学
選球眼が全て、と言いたいくらい問題の難易度を見極めることが大事です。解けない問題にいくら時間をかけても無駄ですし逆に時間をある程度かければ解けると判断した問題はゴリ押しであ解いた方が良いです。ゴリ押しでも論理に問題がなければ満点が貰えるので。あとは経験値がモノをいうことも多いんじゃないかな、という感じです。答案は採点者への手紙、とよく言われていますが本当にその通りだと僕も思います。非常に極端な話解いている筋道が合ってれば多少の計算ミスであればあまり減点されないんですね。逆に最終的な答えは合っているけどそこまでの筋道があまりにもこじつけ的であればあまり点数は貰えないかもしれません。これは難関大においてその傾向が特に強いと思います。数学は完答数よりも部分点で全てが決まる、と言っても過言ではないのかもしれません。
(2)'理科
数学と似た感じですが、実力を発揮できなかったらかなり残念な教科なので焦らずじっくり解きましょう、と言っても理科は時間制限が非常に厳しい科目なので難しいのですが…
一番気をつけるべきだと思ったのは計算のスペースのリソースですね。理科の計算のスペースっていうのは雑に使いまくってたらあっという間になくなっちゃうんですよね。僕は慶應の理科でこのせいで痛い目に遭いました。あらかじめこの問題に対して使う計算のスペースはここまで、とか検討をつけておくと良いと思います。特に上で書いたように化学で暗算を全くせずに筆算をしまくるとあっという間に計算のスペースが消失しちゃって消しゴムで消すハメになるので計算のスペースは本当に貴重なものです。
あと裏技、というほどのものでもないのですが例えば書きにくい文字ってありませんか?
結局ほとんどの大学では答えしか求められていないので、問題で指定されている書きにくい文字も計算する時にはxとかaとか非常に書きやすい文字に置き換えちゃって大丈夫です。仮に記述を要求される場合でも細かい計算をする時にはこの方法は有効です。
(3)'英語
長文の読み方は色々あると思うのですが僕的には論理関係をす図とか絵にまとめて少し書いておくのか良いんじゃないかな、という感じです。内容の区切り目によって斜線を引いておくのも悪くないかもしれません。スラッシュ読みは個人的には好きじゃありません。それぞれの内容を丸で囲ってこの部分は〜について要約していてこの部分は結論について書いていると見出しをつけるのも良いでしょう。まあ正直そこまで正確に読めていたら見出しをつけずとも設問は解けると思いますが…
分からない単語があったら普通に飛ばしちゃって大丈夫です。前後の内容から未知の単語を推測させる設問が難関大では特に最近増えている気がします。
受験全体の流れ
まあ今回1番書きたかったことはこれですね
〜高3の夏
ここまでには全ての高校範囲を薄くとも履修しておくのが望ましいです。おそらく学校のペースにまともに合わせていると秋くらいにやっと終わる感じになっちゃうので。
夏
夏を制するものは受験を制する、って言葉があるくらい大事ですね。この時期には志望校の赤本をある程度解けなくてもやっておくのが望ましいです。解くことで志望校の傾向はもちろん自分の苦手分野も正確に把握することができます。冠模試含めて模試がここら辺でたくさんあるわけなのですが正直全然解けないと思います。というか解けなくて普通だと思います。解けなかったところを確認しておけば問題ないです。
〜秋
夏に受けた大量の模試で自分の弱点がだいたい分かると思うのでそこら辺を補強する感じになっていくと思います。ただし得意分野もほどほどに演習しておかないと簡単に苦手分野に早変わりしちゃうので気をつけましょう。
秋
ここら辺で夏と同様に冠模試やら大量の模試を受けるわけですが大抵は夏の模試よりも範囲が広くなり、難易度も上がっています。そのため自分の実力は夏〜秋でほとんど上がらなかったんじゃないか?と思ってしまう人もいると思いますが自分のやってきたことを信じて突き進むが良いと思います。どうしても不安になったら先生とかに相談しても良いと思います。まあそんなわけで秋の模試も大抵の現役生はあんまり解けずにショックを受ける…みたいなことが多いと思います。
〜センター直前
学校とかでマーク演習は強引にさせられると思うので個人では記述演習をしっかりやりましょう。特にここら辺で15か年とかはもうスタートした方が良いと思います。というかここら辺でスタートしておかないと本当に時間足りなくなります。
センター直前〜センター本番
さすがにここまで来るとセンター演習ちゃんとやりましょう。ただ東工大志望の人は相変わらずひたすら記述演習ぶっぱで問題ないと思います。ここら辺から生活リズム整え始めた方が良いと思います。本番体調崩してしまったら全ておじゃんなので。
センター本番〜二次試験
センター試験によって少なからずメンタルに影響が現れていると思いますがどれだけ早くセンターボケから復帰できるかが大事になってくると思います。二次試験一週間前までには過去問及び15か年等を完全に終わらせておくのが望ましいです。一週間前からはコンディションを整えると同時にこれまでに受けた模試を軽く復習して二次試験に臨むのが良いと思います。
模試についての評価を書いておきます。
(1)進研模試
世間からの評価が最悪な模試ですね。僕は正直言うとそこま酷くはないと思ってます。(採点と数英の問題の質に関してはさすがに擁護しようがないのですが)
問題が簡単なので基礎力が確認できる、ってことですね。まあ進研模試馬鹿にしてる人に限って大概その進研模試ですらろくに点数取れてなかったりするので復習はちゃんとしておきましょう。あと異常に高い偏差値が出るのでヽ(゚∀。)ノウェィwwwwって感じになれます。判定が異様に厳しかったり異様にガバガバだったりするのでまあ気にせず。
(2)全統記述模試
もまあ僕はあんまり好きじゃない模試ですね。物理が東工大より難しかったり英語の設問が本文の趣旨にそったものではなかったりするのが微妙だなあって感じでした。あと数学も少し簡単すぎて計算ゲーになってるんじゃないかなとも思いました。判定に関しては少し厳しめっていう印象です。上で書いた通り僕は冠ダブルAでしたが全統記述模試では見事にC判を食らいました。東大に至ってはE判です。
(3)駿台残酷模試
めっちゃムズいやつですね。難しすぎて本当に実力測れてるのか怪しくなってきますがまあ仕方ないですね。かなり悪かったのに東工大がA判だったので判定は少し甘めだと思いました。全教科で時間制限エグすぎて笑えてくるレベルなので選球眼を大事にしましょう。
(4)冠模試
一番大事な模試ですね。旧帝一工志望の人は絶対に受けるようにしましょう。この模試を受ける人は(1)〜(3)の模試の結果は全て破り捨てても良いレベルかもです。まあ秋の冠でE判からの逆転合格とか冊子掲載からの不合格とかも少なからずあるので模試なんてものはしょせんアテにならないのかもしれません。
東大と東工大だけ受けたのでそれらについて詳しく書いておきます。おそらく全体的な傾向としては本試験よりも数学が簡単で理科と英語が難しい感じがします。
あと余談ですが模試は電磁気が大好きで熱力学が大嫌いな気がしてます。電磁気は問題が作りやすくて熱力学は問題作りにくいのかもしれません。
1.東大
全教科において本試験よりかなり難しめに感じます。A判基準もそれゆえにかなり低めになってるのでもう少し簡単めにしても良いんじゃないのかなという感じがします。
2.東京工業大学
本試験よりも数学は難しめ、理科は同じくらい、英語はOPは簡単め、実戦は少し難しめだと思います。それゆえにA判基準が少し高めに設定されていますがまあ結局は本試験で合格最低点を超えるかどうかでしかないので気にしなくて大丈夫だと思います。本来2日でやるところを1日で全て終わらせるとかいう超ハードスケジュールになっておりますので精神力鍛えておきましょう。僕は最終科目の化学の時点でほとんど体力を使い果たしていたのでかなり点数が低かったです。(言い訳)
あと余談ですがトイレは絶対各教科が終わるごとに行っておきましょう。正直テスト直前の時間参考書の見直しに使うよりもトイレに行ったり筆記用具の確認に時間を使った方がよっぽど有意義です。まあ人によっては直前に確認した分野がテストにそのまま出た!というケースもあるとは思いますが…
筆記用具に関してですがシャープペンシルは絶対に置いておきましょう。備えあれば憂いなしってことです。消しゴムはありすぎても机のスペースを取るだけなので2個で十分だと思います。あとカバーをつけているとカンニングを疑われかねないので全部外しておきましょう。鉛筆に関してですが非常に厳しいと思われている方もいるかもしれませんが極めて「普通」の鉛筆であれば何も問題ないです。まあ要するに会社のロゴしか印字されてなければ全く問題ないということですね。僕は最終的にシャープペンシル2つ、鉛筆本数、消しゴム2つ、シャープペンシルの芯3本+ティッシュで落ち着きました。
場合によってはメガネ拭きとかを置いても良いかもしれません。
書きたいことは大体書き終わったのでここら辺で終わらせておきますが書きたいことが思いついたら追記していくかもしれません、では。