はじめに
こんにちは、Mashiro1019です。
こういうのってなんか考えがまとまってないときに適当にPostするのも……別に良いんですけど、色々思うことがあったのでブログに書こうと思いました。
今回のテーマ
今日のテーマはこれですね。(リベ大風)
https://x.com/shinoyu/status/1856344152482701705?s=46&t=MhyVpLdtw0TcdXvhUi84qQ
本当に事の発端のPostは見つからなかったので、適当にそれっぽい文脈のPostを貼っておきます。
さて、まあ要するに大雑把にいえば
「とりあえず基本は自分でやって、逐一分からないことがあれば聞け」(以下主張A)
VS
「一から丁寧に教えよう」(以下主張B)
っていう教育方針の違いについてですね。
で、結論から言いますと個人的には主張Aには「やや反対」です。(じゃあ主張Bに対してはやや賛成寄りなのかと言われると難しい。)
なぜ「やや反対」という結論になるのか、以下で示します。ちなみに大前提として、どちらの教育方針が良いかはその業務内容やその職場の雰囲気、人間関係による、ということを断っておきます。
考察
そもそも習得するべき知識は昔よりも増えている
まずはあまり指摘されていなさそうかところから。当然のことですが、知識というものは日々蓄積されていきます。もちろん、古い知識が必要でなくなり破棄されていく場合もあるとは思いますが、それでも基本的には必要な知識は日々増加し、高度化しています。つまり、一から追いつくことが高難易度化しているんですよね。それに加えて、「分野の数」自体も増えています。最近だとAIとかがまさにそれですね。
単純に昔はマニュアルが整備されていなかっただけの可能性
要するに、「そもそも選択肢として一から丁寧に教えてもらう」という方法がなかったのでは?という話ですね。そもそも選択肢にないなら主張Aの教育方針を取らざるを得ないうえに、それが上手くいったとなると正当化されますしね。今の(生成)AIの活用方法なんかも模索中の段階ではありますが、いずれマニュアル化されていくんじゃないかなあと思います、そんなことないですかね。
自分が新人だったときの苦しさを忘れている
かなり暴論っぽく書きましたが、これは正直あると思います。やっぱり人間数年もすれば昔のときの苦しさなんか忘れるんですよね。しかもこれは仕事の話だけに限らず、他の物事もそうだと思います。はっきり言って、歳を重ねれば重ねるほど人は新しい物事に手を出さなくなり、「人に素直に教えを乞う」という経験をしなくなります。まあこればっかりは、体力的な制約や時間的な制約が歳を重ねるごとに厳しくなるので仕方ないんでしょうね。自分は歳をとっても常に新しいことにチャレンジできるようにしたいです……
教える側が思っているよりも教わる側にとって心理的安全性は確保されていない
これはかなりあると思いますね。教える側、教えられる側両方をある程度経験しているとなんとなく分かってくると思います。しかし、上述のように教える側の立場になると教えられる経験というのはどうしても少なくなりがちなんですよね。自分は最近では、教える側、教わる側両方でこの意識の違いを考えるようにしています。
そもそもAとBの教育方針のそれぞれのメリットは何なのか
以上を踏まえて、そもそものそれぞれのメリットを考えます。
Aのメリット
・自分で考えて聞き、行動する力が身につく
・仕事の根っこの部分を理解できるようになる
Bのメリット
・単純に仕事を早く覚えられる
・成功経験に繋がり、自信が身につきやすい
(これが意外と重要だと思っています。ドラゴン桜でとても簡単なテストで点数を取らせ、自信をつけさせるみたいな描写がありましたね。)
ではどのようにすれば良いのか
要するに、Bの教育方針でもAのメリットが身につけばいいんですよね。個人的には「大筋の手順は教えて、数ヶ所詰まりそうな部分はあえて有耶無耶にしておき、詰まったときに聞かせる」という形ですね。これならば
・自分が今何をしているのか
・どういう手順で行き詰まったのか
・行き詰まっている原因になっているものは何だと思うか、解決策は何だと思うか
あたりを報告させる練習になり、結果的にAでいうメリットもある程度身につけられると思います。
それでもAの教育方針を取りたい場合には?
まあそれでもAの教育方針を取りたい人は一定数いると思います。以下を意識すると上手くいく可能性が上がるでしょう。
・まず、今と昔のギャップ、教える側と教わる側の立場のギャップを知る
・それらを知ったうえで今の職場は十分に聞きやすい環境になっているのかを考える
・仕事が全然進まなくなることや、仕事を覚える速度が遅くなることを覚悟する
あたりですね。逆にこれらをしっかり実践できるならば十分にAの教育方針を採用できると思います。
そもそも「つよつよエンジニア」って必要?
必要に決まってんだろ、何を考えてんだって言われそうですね。もちろん知識や技術が高度なエンジニアはいるに越したことはないと思います。しかし、𝕏で言われているほど「ものすごい強いエンジニアを年収数千万で雇い、少数精鋭で仕事をさせる」というスタイルは今のJTCには合っていないと感じます。まあなぜこのスタイルが上手くいかなさそうかはJTCに勤めてる人だとなんとなく分かると思います……
そのくらい大人数によるチームプレーって大事なんですよね。いや自分もコミュニケーション能力が〜とかチームワークが〜とかは浮ついた言葉だと思っていてあんまり好きな方ではないんですが。
まとめ
・教える側が思っているよりも今と昔、教える側と教わる側にはギャップが存在し、そのギャップを意識しない分には上手くいかない可能性が高い。
・どちらの教育方針を取るにせよ、それぞれのメリットを意識して工夫を入れることで双方のメリットを享受することは十分に可能である。
ということで、こういうの定期的にやっていこうと思います。思いついたことそのまま書いているだけなのでとっちらかっていると思いますが、まあコメントなどいただければ幸いです。では。