(1)このデッキを作るにあたってのきっかけ
僕は基本的にミッションを溶かすためのデッキを全リーダー分持っていますが、どうしてもエルフだけは上手いようにデッキ構築が纏まりませんでした。そこで考案したのが冥府エルフです。しかし冥府エルフには知っての通りいくつかの超えなければいけない高い壁があります。
まず一つ目はランプドラゴンに対する対策です。ランプドラゴンはほとんどの構築において冥府への道を破壊するバハムートが3積みしており、またバハムートが出る前に冥府への道を完成させることは不可能に等しく冥府への道以外の勝ち筋を用意する必要がありました。つまりビートプランです。このビートプランと冥府プランの両立が必要となってきます。二つ目は冥府への道を完成させるまでの「受け」です。今日のビートデッキは攻めが厳しく、また息切れもしにくいためこちらも強い「受け」が必要になってきます。
(2)そして上記の問題を全て解決するべく作ったデッキがこちらです。
見て分かると思いますがマナレシオが常軌を逸しています。2コス以下36枚という凄まじいマナカーブです。通常このようなマナカーブではすぐに手札が切れてしまいますがこのデッキは逆です。つまり手札が溢れることすらあるくらい手札を多くして戦えます。これは実際にこのデッキを回してもらえれば分かると思います。
さて、上記の問題を全て解決するためにこのようなデッキ構築にした、と書きましたが具体的には、まず一つ目のランプドラゴンへの対策に関してですがリノセウス3枚自然の導き3枚妖精のいたずら3枚 1コス、2コスカード大量、
つまり何を意味するかというとひたすらリノセウスを投げまくって勝ちに行きます。そして二つ目の「受け」に関してですがメイ、茨の森からのフェアリー並べ、森荒らし、鏡の世界+エルフの双撃、と序盤から柔軟な受けをすることができます。また、大型フォロワーを出されても妖精のいたずら、リラ、コンボを稼いだリノセウスで時間を稼ぐことができます。
(3)各カードの採用理由
1.ベビーエルフメイ
手札を増やすことはできませんが1コスながら上手くすれば2/2と相討ちを取れる強いフォロワーです。ブラッドウルフ等のヘルス1フォロワーへの強力な返しにもなります。
2.自然の導き
戻したいカードはメイ、リノセウス、リラ、茨の森あたりですが最悪フェアリーを戻して知恵の光のような使い方をすることもあります。
3.フェアリーサークル
ハンドを増やすことができる強力なカードです。
4.光の道筋
ニュートラルカードであるためエルフの双撃の対象になっている上に新たなる運命で捨てた時にハンドを増やせます。
5.新たなる運命
このデッキの軸と言っても過言ではないカードです。ハンドが悪い時に使うもあり、墓地を肥やすために使うもあり、リノセウスを引きに行くために使うもありです。
6.鏡の世界
エルフの双撃への補助です。
7.リノセウス
このカードで殴りに行って勝ちに行ってもよし、除去に回してもよしと万能なカードです。
8.森荒らしへの報い
軽量除去しつつハンドを失わないカードです。
9.妖精のいたずら
自然の導き+除去といったカードです。
ランプドラゴンに対してはチートカードと化します。
10.翅の輝き
このデッキは低コストカードが多い分コンボが決まりやすいためハンドを増やせるこのカードを3枚積みました。
11.エルフの双撃
チートカードです。
12.茨の森
ハンドを補充しつつ場のフォロワーをかなり強化できる強力なカードです。
13.リラ
本当は2枚は積みたかったのですが枠の都合でピン刺しになりました。確定除去できるのでかなり強いです。
14.冥府への道
このデッキの主な勝ち筋です。
3×13+1という好みの構築になっています。
(4)プレイングとマリガン
マリガンはとりあえずハンドを増やせるカードと新たなる運命をキープします。冥府は必ずマリガンでは流します。
このデッキのプレイングは難しいというより常に多くの選択肢を取ることができるので悩む場面が多いですが使っていて楽しいと思いますし、プレイングで差が出てくると思います。基本的には序盤を凌ぎつつ新たなる運命で手札を流し、冥府への道を出して終わらせるのが理想ムーヴとなります。対ヴァンプの時だけはエメラダが怖いです。
(5)結論
FFの方々には好評を頂きましたが正直勝率はあまり良くないと思うのでファンデッキとしてフリーマッチで楽しく使って下さい。もしかしてプレイング極めたらかなり強いデッキかもしれません(?)