雑記

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シャドバ全体について普段考えてること

シャドバの構築、プレイングについて

1.シャドバの構築、プレイングについて
普段言っている通り僕はデッキ構築とプレイングは相互に影響しているものだと思っているので構築もプレイングも両方大事なものだと言えます。以下では僕がデッキ構築、プレイングする際に意識していることを書いていきたいと思います。普段コントロールデッキは使わないので主に速攻、ビートダウンのデッキや特殊勝利系のデッキについて書いていきたいと思います。

2.(1)速攻、ビートダウン系のデッキ構築について
まず、言うまでもないことですが「勝ち筋」がない分には勝つことはできません。当然、これらのデッキの「勝ち筋」は相手の体力を20から0まで減らすことです。幸い、このゲームは体力が20しかないのでこれを0まで減らすことは全く難しいことではありません。(これが現状、アグロデッキが多い理由だと思いますが)
環境初期から今までにおいて、序盤から中盤にかけてはフォロワーを展開していき相手の盤面の方が強くなってきた終盤では相手の体力を一気に0にするために疾走やバーンカード等を使って勝ちに行くというスタイルは基本的に変わっていないと思います。
となると重視するべきは序盤から中盤にかけて展開するフォロワーや盤面を有利にするアミュレット、スペルカードや終盤に使う直接打点となるカードの割合です。
当然どれかに偏っては勝ちに行くことはできません。
しかしこれらはデッキによって割合が変わってくるものです。例えばN軸のロイヤルではアミュレットやバーンカードは少ないですし、ドロシーウィッチではバーンカードの割合がかなり高いです。ここら辺は実際にプレイングをして割合を調整していく必要があるでしょう。
まず気にするべきは強いムーヴができるカードの組み合わせを入れることです。例えば疾走ビショップであれば2T獣姫3T教理のムーヴが強力でしたし復讐ヴァンプであれば3T復讐の悪魔4Tベルフェゴール5Tカオスシップといったムーヴが強力です。しかしこれらのカードの組み合わせを入れすぎると途端にファンデッキになってしまうのでここら辺は注意が必要です。
後、気になる点は進化トリガーカードの枚数ですね。僕は最低でも5枚ほどは欲しいと思います。進化トリガーカードの枚数は多すぎると進化権の奪い合いになってしまいますが2/2/2の進化トリガーのカードは2T目に2/2として置いても良いので無理なくデッキに入れることができます。例えばフェリア×3 ティナ×2 フィーナ×3といった感じでしょうか。最悪これらの進化トリガーカードは進化権が尽きても標準のスタッツはあるのでそこまで悪くは無いのですが…
他に気になる点はマナカーブですね。2コスのカードを入れすぎると3T目に2コスのカードをプレイすることになってしまいますし逆に2コスのカードが少なすぎれば2T目に2コスのカードがプレイできなくなってしまいます。ただ、速攻デッキの運命として終盤には手札が少なくなっていますので終盤はトップに依存する、といったことも少なくないのでデッキはあまり軽くしすぎないようにしましょう。こういった問題を全て解決してくれるカードがグリームニルですね。3T目に3/2/3守護として使っても充分ですしエンハンス10は非常に強力です。
入れられるなら入れたいカードとしてはドローソースですね。速攻デッキにドローソースは事実あまり入りませんが僕は入れられるなら入れた方が良いと思います。
手札の尽きない速攻デッキは強いものです、ライフアドバンテージでは少なくとも速攻デッキが相手デッキに対して勝つことができますから。
ピン刺しカードについてですが、速攻デッキはコントロール系統のデッキと違ってデッキに入るカードが限られているのでピン刺しされているカードは少ないと思います。ピン刺ししても良いと思うカードはやはり「局所局所で大活躍してくれるが手札に2枚以上来ると腐る」カードですね。速攻デッキにおけるピン刺しはそこまでデッキのコンセプトに影響を与えるものではないので好みで調整して良いと思います。

2.(2)特殊勝利系のデッキの「勝ち筋」は独特で、超越ウィッチならば次元の超越を完成させて相手にターンを渡さずに勝つことですし、冥府デッキならば墓地を30枚貯めて冥府を完成させて勝つことですし、セラフビショップならばセラフを完成させて特殊勝利することです。(1)とは逆に自分の体力は20しかないことに注意しなければなりません。ですからあれもしたいからこれもしたいからと高コストカードばかり入れていたら(1)のようなデッキにあっという間に負けてしまいます。
まず、デッキに必要なカードは当然コンボパーツです。冥府デッキならば冥府への道と新たなる運命は必須ですし超越ウィッチならば次元の超越とフィニッシャーと大量のスペルが必須ですしセラフビショップならばセラフとカウントダウン促進カード(5〜10枚)が必須です。
他に入れておかなければならないカードは除去札と回復カードとドローソースです。この点ではこれら全てをほとんど持っていないロイヤルは特殊勝利には向いていないクラスとも言えます。特殊勝利のみを目的にするデッキならば極端な話、40枚全てをコンボパーツと回復、除去、ドローカードだけで構成しても良いでしょう。
デッキ構築をする際に多くの人が一瞬頭によぎることだと思いますが、このデッキはミラーマッチで強いのか、ということです。除去がたくさん入っている超越ウィッチは(1)のようなデッキに強いですがミラーマッチでははっきり言ってかなり弱いです。そのためミラーマッチが多いような環境であればある程度ミラーマッチの対策をしておくことも必須と言えるでしょう。
ミラーマッチ時の問題点として先攻が一般的に超有利であることが挙げられます。しかし後攻でも構築によって勝ちの目がある程度出てきます。その方法をどつほど紹介したいと思います。
(i)特殊勝利を諦める
主目的の勝ち筋を諦めます。例えば冥府デッキならば相手の方が先に墓地が30枚貯まりそうであらばリノセウスによるビートプランでの勝ちを狙いに行きます。イージスミラーでもこちらが疾走イージスに寄せておけば殴り勝つことはできなくても相手の体力を10以下にしておけば後攻でも勝ちの目が出てきます。
(ii)メタカードを数枚入れておく
例えばイージスミラーであればカグヤを入れておく。(個人的にはあまりお勧めできませんが…)
セラフミラーであればオーディンを入れておく。(オーディン自体はセラフ関係なく所々で活躍できるのでこれは悪くないと思います) といったところです。

以上を紹介して気づかれた方もいると思いますが超越ミラーのことに触れてません。超越ミラーは正直いって対策不可能です。デッキ構築で光の道筋を増やしたり除去札を減らすことである程度差を埋めることはできますがそれでもやはり先後の差は大きいものです。
相手がこちらより完成するのが1T遅いことを祈るしかないでしょう。

3.(1)速攻系デッキのプレイング
一般的に速攻系デッキは脳死でも勝てる、と言われていますし実際相手の手札が悪かったりこちらの手札が良かったりデッキ相性が良ければ脳死で勝てるかもしれませんが、いざ僅差の勝負となった時、勝敗を分けるのは細かいプレイングの差だと考えています。
普段僕がプレイングで迷うのが進化権を切る対象やタイミングです。初心者は進化権を無駄に温存しやすいと言われていますが進化権を無闇に切ってしまうのも考えものです。基本的には進化権は進化トリガーを持つフォロワーに切りたいです。進化トリガーの能力は2〜3コスト程度の能力を持っていることが多いです。例えば鉄槌の僧侶ならば漆黒の法典、つまり2コスト フィーナならばミニゴブ、つまり3コスト(実際にはいつでもミニゴブをプレイできるので価値はもうちょっと上)といった具合です。進化トリガーを持つフォロワーがいない時の進化権を切る対象ですが相手の除去札やフォロワーを予想してそれらをギリギリ上回る程度になるように進化を切りましょう。どういうことかというとビショップは漆黒の法典、鉄槌の僧侶、苦罰の審判者と言ったようにヘルス3以下のフォロワーを除去しやすいのでヘルスを4以上にしておく、またドラゴンはサラマンダーブレス、ブレイジングブレスのようにヘルス2以下のフォロワーを除去しやすいのでヘルスを3以上にしておく、といった具合です。これらは環境によって変わってくるので吟味する必要があるでしょう。進化を切るタイミングについてですが置き進化になってしまわない限りは毎ターン切っても良いと思います。しかし明らかにこちらの盤面が有利すぎる、または不利すぎるときは考えものです。
例えば対ビショップに対して5T目までに非常に有利な盤面を展開できた場合は6T目にテミスの審判が飛んでくると予想して進化を切らない方が良いです。テミスの審判がなければ勝ちですから。逆にロイヤルを使っていて相手の盤面が非常に有利で今更進化を切っても焼け石に水だ、といった時にはトップでアルベールを引くことを信じて進化を残しておく、といった具合です。例えばこちらの残りの山札が30枚でまだアルベールを1枚も引いていない時、アルベールを引く確率は単純に10%です。10%という確率は決して低くないということは分かってもらえると思います。他に人のプレイングを見てて気になる点は、例えばこちらの盤面に3/3攻撃可能フォロワーが2体、2/2召喚酔いフォロワーが1体、相手の盤面に2/2のフォロワーが1体いた場合です。この盤面で時々見かけるプレイングが3/3で相手のフォロワーを取り、もう一体の3/3を進化させて相手に5点を与えるというものです。一見すると最善のプレイングに見えますが2/2のフォロワーを進化させた場合は6点のダメージを与えることができます。実際には盤面に残るフォロワーのスタッツが変わってくるのでどちらが良いとは一概には言えませんがやはり速攻系デッキを使っている以上より相手の顔面にダメージを与えられるプレイングをしたいものです。1点の差は非常に大きいです。
他に意識すると良いと思うのはフォロワーのトレードです。有利トレードなら多くの人が積極的に行っていると思いますが重視したいのは同格トレードです。
結論から言うと相手が進化権を持たない場合は同格トレードをせずに進化権を持つ場合は同格トレードをした方が良いと思います。例えば双方の盤面に2/2フォロワーがいて、次のターンから相手が進化を使えるようになるとき、同格トレードを行わなければ相手が次の進化フォロワーでこちらの2/2を有利トレードしてきてさらに相手の盤面には2/2フォロワーが残ってしまいます。
しかし同格トレードをしておけば相手は次のターン置き進化は避けたいので3/4程度のフォロワーを素出しして終わり、次の自分のターンで上から取ることができれば進化権は2つ差がついてしまいますが盤面を有利にすることができます。
何にせよ常にプレイする前に他に選択肢はないかを考える癖をつけておくと良いと思います。

(2)特殊勝利系デッキのプレイングについて
進化云々に関しては特に(1)と変わりません、むしろ相手への打点を考えることがない分こちらの方が簡単かもしれません。やはり重要になってくるプレイングの差は
テンポアドバンテージとライフアドバンテージ、盤面アドバンテージどれを優先するかという話です。これらのデッキが負けるパターンとしては特殊勝利までの見たばかりを優先したせいで殴り切られる場合や逆に盤面を優先しすぎたせいで特殊勝利までの道筋が進められずそのうち手札が切れてしまいなす術がなくなるといった場合です。これらのバランスはやはり慣れていくしかないのでしょうが覚えておくべき特別なプレイングが存在します。例えば代表的なのは盤面ロックです。簡単に言うとこのゲームの盤面には5体までしかカードを出せないという性質を利用して相手がこれ以上フォロワーを出せないようにします。これをする際に気をつけなければならないのは当然、こちらの場にフォロワーがいれば自壊させて新たにフォロワーを出されてしまいます。なのでこちらの場にフォロワーは出さないようにしましょう。このプレイングは相手がcipで打点を出すカード(疾走フォロワーやガルラ等)やバフをかけるカード(ヘクター、風神等)が多く入っているデッキに有効です。また、死ななければ安い、の精神でプレイングしていくのも時には重要になってきます。