(1)ナーフされた各カードについての考察
1.バハムート
ROB期どころかシャドウバースを代表してきた誰もが知っているであろうカード。今まて散々ナーフが騒がれてきたがついにナーフ。しかし逆に強化なのではないかという意見も挙がっていますので少し考えてみましょう。まずスタッツのナーフですが13/13→9/9に。一見かなり弱くなったように思えますが9/9を取るためには最低でも攻撃力7は必要ですが攻撃力7以上のフォロワーで環境入りしているカードは少なくこれからもバハムートの除去は確定除去に依存することになるでしょう。一応イスラーフィールやファングスレイヤー等のフォロワーならば進化を切れば上から取れるようになったのですが。
スタッツのナーフ以上に大きいのがアミュレットが破壊されなくなった点です。これが今回むしろ強化なのではないかと騒がれている理由です。大雑把に言うと
弱体化した部分
•収穫祭、デュランダル、相手の連なる咆哮、土、冥府が破壊されなくなった
しかしこれらのカードは土を除き環境で多く採用されているとはとても言えずほとんど意味が無いと言っても良いでしょう。
強化された部分
•自分の連なる咆哮、無謀なる戦、竜の峡谷が破壊されなくなった。
•対ビショップでアミュを破壊せずにバハムートを出すことができる。
上記2点はかなり大きいメリットと考えられ特に無謀なる戦とのシナジーは期待ができます。
これらのことを考えると強化されたとも言えるかもしれません。
2.不死の大王
そもそもほとんど環境で見ないカードなのであまり言及する気にはなれませんが1コス上がったことによって7Tで強い盤面を作られることは避けられたかもしれません。最もほとんどのネクロが骸ネクロなのであまり関係はないと思うのですが…
3.幻惑の奇術師
かなりでかいナーフ。あらゆる1/1or1/2フォロワーと相打ちになる上にマジックミサイル、エンジェルスナイプで取られ、茨の森で一方的に土を消費させられる。土を消費するというデメリットも背負っていたカードなのでナーフ後は採用されるかどうかすら微妙なところ。秘術ウィッチはかなりの大ダメージだと思いました。
(2)殿堂入り
1.導きの妖精姫 アリア
まあ妥当といえば妥当なカード。6〜7Tの時点でOTKエルフの脅威に晒されるのはあまりにも早すぎた。ピン刺しは可能だがおそらくミッドレンジエルフがこれからのエルフの主流デッキになると予想。
2.ブラッドウルフ
最終的にはアグロヴァンプはメタられてあまり勝率が高くなかった印象だっただけに勝率が高かったことが意外。この殿堂を軽視している人が多いようですが個人的には非常に痛いナーフ。初動最強のカードだっただけにおそらくアグロヴァンプと復讐ヴァンプは環境から弾かれるレベル。
(3)カード調整後環境予想
ナーフされたカードを含むデッキは環境外になると単純に予想した場合(バハムートを除く)残るデッキは超越ウィッチ、ドロシーウィッチ、ランプドラゴン、骸ネクロ、コントロールヴァンプ。ランプドラゴンに関してはバハムートナーフによって連なる咆哮が入る形になると予想。これはのデッキだけで環境が回ると仮定すると
•超越ウィッチ
ランプドラゴン(従来のままなら)とコントロールヴァンプには有利
ドロシーウィッチと骸ネクロには不利
•ドロシーウィッチ
超越ウィッチ骸ネクロには有利
ランプドラゴンとコントロールヴァンプには不利
•ランプドラゴン
ドロシーウィッチと骸ネクロに有利(さらにバハムートによってマンモスが割られなくなった)
超越ウィッチとコントロールヴァンプに不利
•骸ネクロ
超越ウィッチには有利
ドロシーウィッチ、ランプドラゴン、コントロールヴァンプには不利
•コントロールヴァンプ
ドロシーウィッチ、ランプドラゴン、骸ネクロには有利
•超越ウィッチには超不利
以上より意外とメタがそこそこ回って環境が安定しそうな予感。ランプドラゴンに連なる咆哮が入りやすくなったことで大暴れする可能性も考えられるがそれはふたをあけるまでのお楽しみ。